野尻泰煌:恐れ


「恐れているとしたらそれはイメージに毒されている。ロマンティックですらある。認識出来ていないから怖い。だったら事実を認識すればいい。そうしたら怖くなくなる。出来ることが見えてるからね。怖がる暇が亡くなる。怖いうちは 暇なんだよ僕に言わせるとね。」野尻泰煌

(鳳煌)

 これは311の後の言葉。先生はロマンが嫌いだった。歴史家が嫌いだった。読書家が嫌いだった。その理由は、ほとんどがロマンチストだからだと言う。獲得した「知識」を前提にし、「変化」という命を見過ごす。「知識」は「静」の状態であり「生きる」とは「動」である。芸術と対局にいるいる人だと言った。そういう人は恐れる。認識力が低いからだ。この件に関して本当に辛辣だった。今後も出てくる。

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